はいどうも、今回は太宰治編です。
おそらく超基本事項しか載ってないうっすい記事になってるとは思いますが、
僕のように「太宰治とかメロスしか知らねーし!」って方には超おすすめの記事となってます。
細かい情報も入れていこうと思ったのですが、一気に情報詰め込んでも僕の勉強になりづらいので、例の如く追加したい情報をゲットしたらリライトしていく方式をとります。
たぶん最低限これくらい知っとかないとクイズにならないよね・・・
がんばって勉強しよう・・・
代表作品
前述のとおり太宰の作品は走れメロスしか読んだことがなく、あらすじを間違えたくないため超アバウトになってます。お許しを。
列車
太宰のデビュー作。
富岳百景
太宰が29歳のときの自分を描いた作品。
ヴィヨンの妻
主人公は 大谷 という詩人の妻・さっちゃん。
遊びほうけている大谷とさっちゃんの夫婦生活を描いた作品です。
ヴィヨンとはフランソワ・ヴィヨンという15世紀のフランスの詩人からきているそうです。
斜陽
没落する貴族の家の子 かず子 の人生を描いた作品。
この かず子 は太宰の愛人の1人 太田静子 がモデルです。
この作品によって、没落していく上流階層のことを指す「斜陽族」という言葉が生まれ、
国語辞典の「斜陽」に没落という意味が加えられました。
この本はベストセラーになるほどの人気作で、
太宰の生家である記念館の名前はこの作品から「斜陽館」となっています。
人間失格
主人公・大庭葉蔵の過去の手記。
グッド・バイ
太宰最後の作品で、未完のまま絶筆。
13巻で終わっているのですが、西洋で最も忌避されている忌み数13を暗示しているのではないか、という説があります。
本名は津島修治
現在の青森県五所川原市に生まれた津島修治(太宰治はペンネーム)。
学生時代は成績優秀だったそうです。
井伏鱒二に弟子入り
東京帝国大学に在籍中のとき、小説家になるため井伏鱒二に弟子入り。
井伏鱒二といえば『山椒魚』が有名で、この作品は『幽閉』という作品を改作したもの。
パビナール中毒
太宰が腹膜炎の手術を受けたときにパビナールという鎮痛剤を受けたのですが、それ以来パビナール中毒に。
中毒の症状はひどくなり、1日に50回も注射することがあったそうです。
パビナールを買うために借金までしていました。
第一回芥川賞落選
手術を受ける少し前に発表した作品『逆行』が第一回芥川賞候補となりましたが、落選。
受賞したのは石川達三の『蒼氓』。
芥川賞についてくわしくまとめてあるのでぜひこちらもどうぞ。
競技クイズ初心者によるジャンル別勉強会 #9 芥川賞・直木賞編 - きままにまったり
選考委員の1人であった川端康成は太宰の私生活の乱れが落選の原因の1つだという話をしており、
それに対して太宰は「小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか」と反論しています。
カルモチン自殺未遂
太宰は何度も自殺未遂を繰り返しています。
エピソードの1つとして、
小山初代という人物と結婚しようとした太宰でしたが、芸者と結婚に反対の津島家ともめることになり、
最終的に津島家との分家除籍を条件に結婚が認められるも、
除籍から10日後に田部シメ子という18歳の女と鎌倉の海でカルモチン自殺を図る
みたいなことがありました。
これ以外にも何度もカルモチン自殺未遂をおこしています。
桜桃忌
1948年6月13日に太宰は玉川上水で 愛人の山崎富栄(とみえ)と入水自殺をしました。
遺体は太宰の誕生日でもある6月19日に発見され、
この日は太宰が死の直前に書いた短編『桜桃』にちなんで「桜桃忌」と名付けられました。
名づけたのは生前太宰と交流のあった今官一(こん かんきち)です。
著名作家シリーズとして夏目漱石編もあります。
ぜひこちらもどうぞ。