ここ最近では日本ハムの西川・有原など、
MLB志向を公言し、近いうちにポスティングを希望する選手が今年突如増えました。
秋山、筒香、菊池、山口、西川、有原。
千賀も最近のソフトバンクのコメントからポスティングの可能性が出ています。
ハム大田もメジャー志向という記事が出てましたね。
2010年代にメジャーに行ったのは野手では青木・川崎・西岡・田中賢介しかいませんし、
投手に関してはダル、岩隈、マー君、マエケン、藤川と超超超一流が目立ち、
NPBの一流投手がメジャーに挑戦するということが2000年代に比べて減りました。
しかし このところは平野、牧田、菊池雄星と
日本で一流ではあるもののそこまで突出していない投手でもメジャーに挑戦するようになりました。
そして、今ではNPBのトッププレイヤーたちの多くがメジャー志向で、実際に渡米しようとする選手が投手野手関係なく増加しました。
なぜ近年こういった流れが加速しているのか?
僕なりに考えてみたので今回はそれを書いていきたいと思います。
※僕の妄想にすぎないので事実であるという保証は何ひとつありません。そこはご注意を。
①イチロー・松井を見て育ったから
今少なくともメジャー志向として出ているのはだいたい27-32歳くらい。
イチローが262安打を放ち、松井が31本のホームランを打った2004年にちょうど中学生・高校生くらいの年齢ですね。
昔の人たちは例えば巨人の選手にあこがれて、とかNPBの選手が本当のトップでそこを目指す、という形だったかと思います。
しかし、ちょうど今メジャー志向の選手たちはイチロー・松井という球界の歴史上トップクラスの選手を見て育ってきたため、
憧れの対象がNPBからメジャーに移ったのではないかなと考えました。
昔はメジャーの中継など皆見ていなかった(そもそもやってたのかな)が、
イチロー松井効果でメジャーにも関心が向いたと予測します。
②野手のメジャー失敗ショックから年月が経った
2000年代には日本から野手が多くメジャーに行きました。
01年 イチロー 新庄剛志
02年 田口壮
03年 松井秀喜
04年 松井稼頭央
05年 井口資仁 中村紀洋
06年 城島健司
07年 岩村明憲
08年 福留孝介
イチロー・松井が大成功し、田口もそれなりに成功したからかメジャーに挑戦する野手が増えたんでしょうか。
松井稼頭央以降の選手で成功したと言えるのは井口・2年目途中までの城島かな。
なんにせよ、NPB時代の期待値を考えるとどの選手も微妙・・・。
これによって野手のメジャー挑戦の波が収まったと考えます。
しかし、このショックが記憶から消えつつあり、
大谷翔平が投手の片手間で結果を残してることもあるのか、
また野手のメジャー挑戦熱が過熱しているように思います。
③統一球の影響?
2011-12年に導入された統一球。
飛びにくい球が採用されたことにより、野手の成績が軒並み下がりました。
これによって野手のレベルが一時的に落ちた・日本時代の成績からメジャーに買い叩かれる可能性が高かった
なども考えられるかなと思います。
④MLBで年俸高騰&NPB出戻り年俸が高額
まず第一に、MLBで年俸が高騰していること。
よっぽど買い叩かれない限り日本だとトップ級の年俸をもらえて、
憧れの舞台でプレーできて、活躍を続けられれば膨大なお金も手に入ります。
そして、失敗した場合でも日本の球団がほぼ確実に高額で引き取ってくれるから安心というのもあるでしょう。
例えば、メジャー契約をしたもののメジャーデビューすらできなかった中島宏之はオリックスと4年15億。
メジャー最終年にはローテに入れなかった松坂大輔をソフトバンクが4年12億で契約。
最近では、牧田も今年はマイナー暮らしでしたが楽天と2年4億の契約。
基本的に億単位の金額でNPBに復帰することができます。
失敗しても日本の実績から引く手数多となり、就職先には困らないのです。
なら、憧れのメジャーに挑戦しない手はないでしょう、となってもおかしくないかなと考えます。
続きは今後の記事で・・・
MLB挑戦という選手の夢を否定するのは良くないことですが、
野球はNPBのことだけを考えるなら国内流出のデメリットもかなり大きいと思っています。
簡単に言えば国内レベルの低下が理由の1つで、
そう考えると「大正義巨人軍」は「NPBのレベル維持」という面では必要悪だったのではないか?とも考えるようになりました。
文章量もかなり多くなってきましたので今回は一旦終わりにして、続きは次回以降の記事でお話したいと思います。
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