僕の推し選手は廣岡大志なのですが、
投手の最推し選手はこの高橋奎二。
2020年はヤクルトのエース候補として、2桁勝利が期待されています。
今回は、高橋奎二の2019年投球データをもとに
来年の飛躍に必要なことは何なのか?
ただのファンである僕個人の意見ですが、
それを考えていきたいと思います。
制球力+奪三振能力を確認し、
その後球種配分などに触れていきます。
※本当に僕個人の見解です。そこだけはご注意を。
超基本プロフィール
高橋奎二をよく知らない他球団ファンの方のために簡単なプロフィールを紹介しておきます。
今回はデータに触れるのがメインなので本当にここは手短に。
高橋奎二 22歳 2015年ドラフト3位
龍谷大平安高-ヤクルト 左投左打
今年はローテーションの一角を担い、
19先発 95.1回 4勝6敗 防御率5.76 QS率31.9%
制球力&奪三振能力
まずはコントロールから。
100%そうというわけではないでしょうが、
コントロールが良い=四球が少ない
と見た場合。
今季95.1イニング投げて与四球は53。
BB/9(9イニング投げていくつ四球を出したか)
の指標は約5.0と かなり悪いです。
セリーグトップクラスは1.8-2.5個なので、かなり多い方だと言えるでしょう。
球威自体はかなりいいものを持っているはずなのですが、
打たれてしまうのはこのコントロールの悪さが影響していそうです。
続いては奪三振能力。
今季の奪三振は99個と投球イニングを上回っています。
奪三振率は9.35で、
セリーグの先発としてはトップ10に入る数字となっています。
コントロールは良くないですが、持ち前の球威で三振の山を築きました。
球威とコントロールの両立は難しいでしょうが、
球威を極力維持したまま1軍で戦えるコントロールを身につけることが
先発として活躍する鍵になりそうです。
球種別のデータを見ていく
※以下のデータは「データでわかるプロ野球」さんのものを参考にさせていただいています。
まずは
全投球のうちの球種配分
ストレート 約56%
スライダー 約26%
チェンジアップ 約9%
カーブ 約6%
比較的投げているスライダーは曲がりも大きく、被打率も.223と良い数字。
チェンジアップもそこまで投球数は多くはないですが被打率.203。
基本的に追い込んでから使うボールになってます。
そして6割ほどがストレートと、真っ直ぐでどんどん押していくタイプ。
先発ながら150キロ台もガンガン出しています。
しかし、そのストレートの被打率が.303と、
真っ直ぐで押すタイプとしては致命的な数字。
球速では分からないキレとかに問題があるのか・・・
というか、明らかにストレートの割合が多すぎるため
ストレートを多く投げざるを得ないコマンド能力というのが現状で、
そのストレートを狙われているのではないか、と考えます。
規定到達者のストレートについて
ここで、2019年のセ・パ投手規定到達者たちのストレート被打率を見ていきましょう。
トップ3が
1 今永昇太 .189
2 有原航平 .197
3 大野雄大 .203
1位の今永はストレートの割合が49%、大野は50%で、
有原に関しては30%台。
ワースト3が
1 山岡泰輔 .296
2 山口俊 .287
3 柳裕也 .280
山岡が30%台で、山口と柳が40%台。
規定到達者15人のうちストレートの割合が50パーセントを越えているのは
大野とアンダースローの高橋礼だけで、
規定到達者たちは基本的に
真っ直ぐで押すというよりはコマンド能力に長けているということがわかります。
ワーストでも真っ直ぐの3割を上回らない規定到達者たち。
ストレートの質というのももちろんあるでしょうが、
コマンド能力の高さから相対的にストレートが打ちづらくなっているのではないか?と考えます。
規定到達者は全員もれなくストレートを含む3球種以上を投げ分けているのに対し、
高橋奎二はストレートとスライダーが8割を占めているため実質2球種。
先発として規定イニングを投げるには、もう1球種以上1軍レベルのものを身につける必要がありそうです。
具体的には・・・そうですね
真っ直ぐがかなり速いですし、先発なので緩急を活かすために今投げているチェンジアップやカーブをもっと磨くのがいいかな。
ストレートの空振り率について
ちなみに、高橋奎二のストレートの空振り率は6.49%。
これは規定到達者15人の中では6位に相当する数字ですね。
変化球を伸ばすことができれば、この空振りをとれるストレートがさらに活きると思います。
結論
ここまでのデータを見て、先発として必要になりそうなのが
・絶対的なコントロールをワンランク上げる
・球種をもう1つ増やし、真っ直ぐをより活かせるコマンド能力を作る
この2点になりそうです。
真っ直ぐやスライダーの質などは既に1軍でも戦えるレベルにあります。
しかし今の真っ直ぐを維持しつつこの2つをクリアするのは非常に難しいと思うので、
オフやキャンプにどれだけ伸びてくれるかですね。
2軍時代から一緒にやってきた高津監督が1軍に常にいて、斎藤隆新コーチもいますから、
いい感じに育ててくれることを期待します。
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