
中村は現在のヤクルトで絶対的な存在です。
松本・古賀と若手捕手が育ってきてはいますが、まだまだ中村には及ばないでしょう。
打撃成績
2019年の中村は126試合に出場して
450打席 .269 5HR 36打点 OPS.757
この打率は12球団の規定到達捕手の中では森友哉、會澤に続く3位となっています。
OPSも打率と同じく3位です。
打率が21位であることを考えるとかなり高いですね。
「IsoD」(出塁率-打率)を比較することで、その選手が他の選手と比べてどれくらいの四球獲得能力を持っているかがある程度わかります。
中村のIsoDは約0.104でリーグ5位と好順位。
ホームランバッターでもないのにこれだけIsoDが良いというのはリーグ屈指の選球眼を持っている証拠になるのではないでしょうか。
絶対的なソースがあるわけではないので軽く触れる程度にしておきますが、
バットコントロールの上手さも中村の高い出塁率の要因になっていそうです。
12球団では惜しくも2位。
楽天・ブラッシュが0.136でトップでした。(打率.261・出塁率.397)
盗塁阻止率
本来であれば、「この指標がセリーグ捕手でトップ!中村すげえ!」みたいな紹介がしたかったのですが、
ここまで紹介した指標全てで広島・會澤に負けてるんですよね・・・
打率.277 出塁率.387
OPS.826 IsoD 0.110
盗塁阻止率ではどうだ!?
と思って調べたところ・・・
まあ、正直なところ被盗塁企図数(いくつ盗塁をしかけられたか)とかも関わってくるし、
投手のクイックとかも考慮するのが盗塁阻止率だし、
純粋に勝ったとは言えないけど・・・。
(被盗塁企図は調べたけど出てこなかったので載せられません。)
1位が小林の.419で2位が梅野の.370。
打撃でも守備でもトップクラスではあるものの、1位にはなれない中村・・・。
守備は平均レベル
プロ野球のデータをとても詳しく集めているDELTAが出した2019年捕手のフィールディングランキングがあるのですが、
12球団では7位、セ・リーグでは梅野小林加藤に続く4位という結果になっていました。
※細かい内容はそちらのサイトをみていただいた方が絶対的にわかりやすいので一切解説はしません。
守備では曾澤に総合的に勝っているのですが、梅野小林とはかなり差がある模様。
(曾澤+梅野)÷2×0.9=中村
今回の記事をまとめると、
打撃→曾澤には勝てないけどそれに迫る能力はある
守備→梅野には勝てないけど平均的な守備力はある
正直、捕手としての総合的な性能でいえば曾澤・梅野には負けていると思います。
梅野は打撃もかなりいいし、中村と曾澤で守備の差がめちゃくちゃついてるわけでもなさそうだし・・・。
小林には打撃を含めれば総合的に勝ってるよなあと思ってるけどひいき目入ってるかな?
総合的なスペックでは曾澤と梅野を足して2で割って0.9倍したのが中村になるんじゃ!?と思ってます。
侍ジャパンレベルではないと思うけど、正捕手として贔屓球団にいたらめちゃくちゃありがたい存在ではないでしょうか!?
曾澤梅野に隠れていますが、実はとても優秀な能力を持っている中村。
今回の記事で中村の魅力を新しく知っていただけたでしょうか。
過小評価されてると思うので、今年こそもっと評価されてくれ・・・。
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